第3回 姫ボタル・瀞川平トレイルラン詳細(3)
鉢伏山~第2チェックポイント~瀞川平エイド
チェックポイントを過ぎると、いよいよ鉢伏山を攻めます。
こーんなの。
ハチ北スキー場の「北壁スカイロード」を登っていく感じになります。
序盤はまぁまぁサクサクと登れますがだんだんと斜度が....
そして見上げるとこんな感じに。立ち止まってる人もチラホラ見受けられます。シンドイよね、大丈夫みんなシンドイ、ワタシも。もう汗だくだけれど、足だけは止めずに小股でチマチマと登っていく。もうほぼ無意識。
結局登頂までのこの1km区間で20分掛かりました。たった1kmで250m上がるって想像以上、いや、ハチ北ナメてた。スイマセンでした。
山頂は爽やかな風が吹いていて、火照った体を冷やしてくれました。数分ほど景色を堪能してすぐに再スタート。
ここからは階段が主体の下りトレイル、ガンガン飛ばします。一気に200m下っていくとエイドが登場、そしてどえりゃぁコースとえりゃぁコースの分岐が現れます。ここから先の6kmが「どえりゃぁ」たる所以で、これがミソと言ってた部分になるわけです。
東鉢伏展望台の景色を堪能しつつ下ります。
とりあえず下ります。
その下りが半端ないです。
だんだんと斜度がキツくなっていって、さらに下ると....
「...んばーん」
「...ひゃくじゅうにばーん」
ファッ!?
こんなとこにチェックポイント!?
写真が撮れずに残念ですが、どえらい所にスタッフが座り込んでナンバーチェックをしています。かなりの急斜面を下りながらその様子を見ていましたが、複数人で手際よくチェックしていきます。
この辺りの地点。
谷底に下っていってまた這い上がってくるという、これぞまさに「どえりゃぁ」コースなわけですね。中盤にこんなエリアを用意してくるとは主催者側の本気度が見て取れます。危険な箇所にはロープが張られており、これを上手く伝っていかないとクリアは難しいです。山賊というよりもカモシカぐらいじゃないと簡単には進めません。
ヒーフー言いながらもなんとかこの山場をクリアして帰路に入ります。ほぼ折り返しで来た道を帰っていく感じになります。
この辺りからややハンガーノック気味に。固形物を採っておらず、ジェルでごまかして進んできたためかお腹が減って力が出ない状態に陥りました。なんとか次のエイドまで踏ん張れば食い物にありつけるはず。。。そして到着しました、ここに天国はあったんだ!
林道出合エイド、燦然と輝く「スイーツ」の文字。ケーキ!シュークリーム!コーラ!これはまさに今のワタシの為にあるかのようなエイドです。そしてそこに並ぶ大量のケーキたち。
ケーキはチーズ、チョコ、バナナの3種類にシュークリーム。ここぞとばかりに頂きました。ケーキ8個、シュークリーム5個、コーラ3杯。食べ過ぎだって?いやいや、ここでがっつり食べておいたのが後半の快走につながるのですよ。いやホントに大袈裟ではなく、このエイドがなかったらヤバかったです。
ごちそうさまでした!と感謝の意を示してエイドを後にすると、ここから砂利とアスファルトのロード区間になります。多少アップダウンになりますが歩くほどではないので登り区間も小走りで上がっていきます。終盤になるといつも足が死んでる方なんですが、この日は意外と調子よく走れました。ケーキパワー?
そして行きでも寄った気がする野間峠駅エイドに到着。
コチラではさっぱりとした冷やしラーメンとおにぎりを頂きました。終盤に来て充実したフードが提供されるのは嬉しいですね。蒸し暑い天候も相まって冷やしラーメンのウマイこと。お代わりを薦められましたが、先ほどのケーキでだいぶ腹も膨れていたのでここは1杯で自重しました。
次のエイドを目指して再スタートを切ると、また帰ってきました、あの直線ロードに。
この1kmの直線で自分の残り足を再確認。膝に痛みも出ていないのでもう少しペースアップできそう?じわじわとスピードを上げて何人か追い越して進む。直線ロードが終わるところで瀞川平エイドが。拡声器を持った若いお兄ちゃんが大きな声でエールを送ってくれていました。100m手前ぐらいからその声が聞こえて自然と笑顔になってしまいました。いや、ほんとに力を貰えました。ずーっと叫んでるんですもん、ありがたかったなぁ。
調子よく走れていたので、補給せずにハイタッチして走り抜けようとしたんですが、通り過ぎる瞬間にスイカが目に入って。。。。20mほど過ぎてからUターンしてしまいました。
「スイカちょうだい!」
で、頂いたスイカの甘いこと甘いこと。疲労が蓄積していたのも関係していると思いますが、砂糖で味付けしてるのかと思うぐらい甘く感じました。Uターンしてよかった!再補給してさらに力をもらい、ここから残り5kmを飛ばしまくります。
次回で締めます。